北海道の樹木
(H28.6.1~)

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<ハルニレ>(H28.5.31・富丘西公園)

・北日本の山地に多い落葉広葉樹の高木で、高さ25メートル、直径50センチ以上になります 。樹皮は灰色っぽい褐色で縦に不整の裂け目があります。

・葉は表面に微毛が生え、ザラザラした触り心地、縁には明確な二重鋸歯を持ち、葉脈は1本の明確な主脈から側脈が左右に分岐しています。

・十勝川左岸の河川敷にそびえたつハルニレの木は豊頃の観光シンボル となっています。樹齢130年、高さ18m、枝の広がりは左右23mあります。

<ミズナラ>(H28.5.31・富丘西公園)

・ブナと並んで落葉広葉樹林の主要樹種の一つです。ブナに比べると、やや明るい場所を好みます。樹高は、大きなものでは35 mに達し、巨木となります。

・葉はつやのない緑で、コナラよりももっと波打つようなはっきりした鋸歯(輪郭のギザギザ)があります。葉は、割とおおきめです。

・ミズナラのドングリはタンニンを含み、そのままでは渋くて食べられないが、灰汁抜き(あくぬき)すれば食用になり、昔、保存食になりました。

・木材は高級家具、建築材、洋酒樽などに利用され、特に北海道のものが良質とされ、「道産の楢」(ジャパニーズオーク)と呼ばれ、輸出もされました。

<イタヤカエデ>(H28.5.31・富丘西公園)

・北海道と秋田、他に朝鮮、サハリン、アムール地方に自生し分布し、北海道産のものはエゾイタヤ((蝦夷板屋)ともいわれ、樹高は20m、直径1mに達します。

・葉の長さ、幅ともに5~10cmで、掌状に浅く裂け、無毛で鋸歯がなく秋には黄褐色となって散ります。

・イタヤカエデからもメープルシュガーを作ることは可能であり、第二次世界大戦直後の砂糖不足の時代に東北や北海道で製造が試みられたことがある。

<アカエゾマツ>(H28.6.13・自宅庭)

・北海道に分布の中心があり、特に北海道東部から北部の山間部や日高山脈に多く、北海道南部には分布しない。

・北海道では人工造林の代表種で、2008年現在でおよそ16万haの人工樹林がある。苗木の育成が容易で、病気に強いうえ、春の芽出しが

遅いので高緯度の酷寒地・多雪地での造林に適している。針葉樹としては成長が遅いので、特に庭木に適している。

<シラカバ>(H28.6.13・散歩道)

・福井県を西端、静岡県を南端として北海道までの落葉広葉樹林帯と亜高山帯下部に分布します。高さは20~30mになります。

・外皮は薄く、黄色みを帯びた白色で光沢があり、紙状に剥がれる。葉は互生、卵状菱形もしくは三角状広卵形で周囲は鋸葉状。秋には黄色く紅葉します。

・材質が堅く、木目も美しいので家具材や、家屋の内装に使われる。また、樹皮は容易に燃え、天然の着火剤としても使われる。割り箸、楊枝にも使われます。

・樹液は人工甘味料キシリトールの原料になったり、化粧品にも使われる。なお、風媒花のため花粉症の原因になったりしています。

<カラマツ>(H28.11.14)

・樹高20-40 mになる落葉針葉樹。日本の針葉樹の中で、カラマツはただ一つの落葉性の高木です。

・まつかさは、長さ2.0-3.5 cmで、中に30-50個の種子を生産する。カラマツは、森林を造林する際に用いる樹木として重要な種であるとされていた。

・北海道では、明治30年代(1897年~)から本格的なカラマツの造林が始まった。現在は構造用合板や電柱、枕木、LVLに加工され、木造建築で幅広く用いられている。

・北海道の紅葉では、美瑛の四季彩の丘へ向かう道路脇に広がるカラマツの木々が最高のようです

<ハンノキ>(H29.5.22・熊の沢公園)

・谷地ハンノキの別名をもち、湿地帯後に最初の林を作ります。きれいな樹形の広葉樹です。

・湿地帯のような過湿地において森林を形成する数少ない樹木です。開墾を意味する「ハリ(墾)」から「ハリノキ」に転じてハンノキになったそうです。

・乾燥化が進み、ハンノキの後は、ヤチダモです。ヤチダモの後は、ハルニレが加わります。

・楕円形のどがった葉が特徴です。

<ヤチダモ>(H29.5.22・熊の沢公園)

・ヤチダモは北海道と本州に分布するが、特に北海道に多く産し、植林も盛んに行われている。

・ヤチダモは、寿命が長く、また硬質で弾力性に富むため、バット材としても有名です。

・ヤチダモの葉は、7~11枚までの小葉です。

・ヤチダモは、稲をを干すための稲架木として水田近くによく植えられます。

<シナノキ>(H29.5.22・熊の沢公園)

・用途の多い身近な有用樹木で、古くは木の皮の繊維で布を織り衣服なども作られた。アイヌは衣類など織物を作るためにシナノキの繊維を使った。

・長野県の古名である信濃は、古くは「科野」と記したが、シナノキを多く産出したからだともいわれているそうです。

・九州から北海道までの山地に分布する。幹の直径は1m、樹高は20m以上になる。樹皮は暗褐色で表面は薄い鱗片状で縦に浅く裂けやすい。

・この花を蜜源とするハチミツは、香りが強く人気があるそうです。葉に関してはスペード形です。

<トチノキ>(H29.5.16・前田森林公園)

・街路樹として親しまれ独特な大きな葉と実が目印となります。日本では東日本を中心に分布し、特に東北地方に顕著に見られる。

・天狗のうちわのような大きな葉です。トチノキの幼木は、特徴的な長い葉柄と5枚の小葉からなります。

・木材として利用される。木質は芯が黄金がかった黄色で、周辺は白色調。綺麗な杢目がでることが多い。

・世界四大並木は、トチノキ、ニレ、プラタナス、シナノキを指します。

<カツラ>(H29.5.16・前田森林公園)

・日本各地のほか、朝鮮半島、中国にも分布する。街路樹や公園樹に利用され、アメリカなどでも植栽されている。

・すくっと伸びる大木で丈夫で美しいです。木材としても活躍。

・材は香りがよく耐久性があるので、建築、家具、鉛筆などの材料に使われる。また、碁盤、将棋盤にも使われる

・ハート型の葉でギザギザがあります。秋には黄色く紅葉する。

<アズキナシ>(H29.5.29・富丘西公園)

・ナナカマドの仲間です。日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、低山地の乾燥した尾根筋などに生育する。

・樹高は15m以上に達する。樹皮は灰黒褐色でざらつき、老木では縦に細長い裂け目が入る。

・低地から山地に生える。白い花と赤い果実が特徴。秋には葉は赤くなる。

・葉の縁は重鋸歯があります。

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